こんにちは。講師歴20年の塾長です。
過去5年間の広島市内およびその近隣市にある高校の志願倍率の傾向から、
「合格戦略」についてのブログを作りましたのでご参考にしてください。
受験期になると、必ずと言っていいほど増える相談があります。
それが「倍率」に関するものです。
- 倍率が高いと不利ですか?
- 倍率が低い学校を狙うべきですか?
結論から言うと、倍率だけで合否は決まりません。
むしろ重要なのは、倍率をどう“使うか”です。
今回は、広島県内の主要高校について、過去5年間の倍率推移をもとに、合格戦略を具体的に解説します。
■ 広島県主要高校:倍率推移(過去5年)
※最終確定倍率/偏差値目安が高い順
| 学校名 | R4 | R5 | R6 | R7 | R8 | 5年平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 市立基町 | 1.13 | 1.25 | 1.34 | 1.34 | 1.35 | 1.28 |
| 市立舟入 | 1.32 | 1.52 | 1.48 | 1.36 | 1.15 | 1.37 |
| 広島国泰寺 | 1.55 | 1.52 | 1.45 | 1.50 | 1.57 | 1.52 |
| 広島井口 | 1.18 | 1.25 | 1.20 | 1.23 | 1.37 | 1.25 |
| 広島皆実 | 1.45 | 1.56 | 1.38 | 1.60 | 1.48 | 1.49 |
| 広島観音 | 1.25 | 1.21 | 1.18 | 1.51 | 1.29 | 1.29 |
| 県立広島 | 0.81 | 0.90 | 0.85 | 0.80 | 0.74 | 0.82 |
| 海田 | 1.35 | 1.33 | 1.28 | 1.30 | 1.43 | 1.34 |
| 呉三津田 | 0.88 | 0.95 | 0.90 | 0.98 | 1.00 | 0.94 |
| 賀茂 | 1.15 | 1.12 | 1.08 | 1.05 | 1.09 | 1.10 |
■ 結論:倍率は「結果」ではなく「戦略ツール」
倍率はあくまで
👉 その年の受験生の動きの結果
つまり、見るべきは数字そのものではなく、
**「どう動けば有利になるか」**です。
■ 合格戦略①:高倍率校は“覚悟ゲー”
対象校
- 広島国泰寺
- 広島皆実 など
特徴
- 常に1.4〜1.5倍前後
- 自分と同じ成績帯の生徒が多い
戦略
- 倍率は気にしない(毎年高い)
- 当日点勝負に全振り
👉 やるべきこと
- 中1・中2生のうちから、内申点を積み上げていく(確実に計算できる入試アドバンテージ)
- ミスを減らす訓練
- 記述・応用問題の精度UP
- 本番形式の演習量を増やす
■ 合格戦略②:「倍率の反動」を狙う
代表例
- 広島市立舟入
特徴
- 高騰 → 反動で下降(典型パターン)
戦略
- 前年倍率を必ずチェック
- 下がった年=チャンス…ではない
👉 注意点
倍率が下がる年は
- 慎重な受験生が増える
- 合格ラインが安定(=意外と落ちない)
👉 結論
「入りやすい年」は存在しない
■ 合格戦略③:安定校は“内申×当日点の精密設計”
対象校
- 呉三津田
- 賀茂
- 県立広島高校
特徴
- 1.0倍前後で安定
- 地元志向が強い
戦略
👉 一番シンプルで一番確実
- 内申点:確実に確保
- 当日点:ボーダー超えを狙う
👉 やるべきこと
- 定期テスト対策を最優先
- 苦手科目を放置しない
- 目標点を明確化
■ よくある誤解(ここ重要)
❌ 倍率が低い=入りやすい
→ 違います
理由
- 定員割れでも不合格は出る
- 上位層が固まるケースあり
❌ 倍率が高い=無理
→ これも違います
理由
- 実力があれば関係ない
- 上位層は常に合格している
■ まとめ:合格する人の考え方
合格する生徒はシンプルです。
👉 倍率ではなく「自分の点数」で考える
- 今の自分は何点取れるか
- 合格にはあと何点必要か
- その差をどう埋めるか
この思考に切り替えた瞬間、結果が変わります。
■ 最後に
倍率は不安になる材料ではありません。
👉 正しく使えば“武器”になります
・志望校をどうするか
・どこまで伸ばすか
・いつ仕上げるか
すべては戦略で決まります。
まずは、
「今の自分の立ち位置」を正確に知ること
ここから始めてください。
高校選びで最も大切なのは、「合格したときに、どの学力帯で入学するか」を模試などで確認することです。高校合格はゴールではなく、あくまでスタート地点です。お子様の性格にもよりますが、ぎりぎりで合格すると入学後に苦労し、学習意欲が下がってしまうケースがあります。一方で、ランクを下げすぎると周囲に流され、当初の目標を見失ってしまうこともあります。こうしたミスマッチを防ぐためにも、親子だけで判断せず、学校や塾の先生と十分に相談した上で進路を決定することをおすすめします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
こんな感じで、毎週木曜日9時に投稿を続けていっています。
次週は『【保存版】中1から始める!|内申点の上げ方(広島県版)』をお届けしますので楽しみに待っていてください。

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