~子どもの成長を支えるために、家庭と学校ができること~
中学生や高校生になると、子どもの進路や学習状況について、学校の先生と話す機会が増えてきますよね。
でも、先生とのコミュニケーションに「ちょっと言いづらいな」と感じる場面もあるかもしれません。
今回は、学校の先生とうまく連携し、子どもの成長を支えるための【3つのコツ】をご紹介します。
① けんか腰にならない
先生とのやりとりで一番大切なのは、「感情的にならないこと」です。
「うちの子にばかり厳しいのでは?」「この志望校は無理ってどういうこと?」
そう感じることもあると思いますが、まずは冷静に受け止める姿勢が大切です。
学校の先生も、限られた情報や状況の中で判断していることがあります。
最初から対立姿勢になると、お互いが本音を出しづらくなり、肝心な情報も引き出せなくなってしまいます。
伝えたいことは、あくまで「丁寧に・穏やかに」。
その方が、先生の本音や本当の見立ても聞き出しやすくなります。
② 志望校についての合格可能性をおっしゃる場合は、その根拠を聞く
先生から「その志望校は難しいかもしれませんね」と言われることがあります。
そんなときは、落ち込んだり反発するよりも、**「なぜそう考えるのか」**を具体的に尋ねてみましょう。
たとえば:
- 「内申点と当日の点数のバランス的にどう見ていますか?」
- 「過去の卒業生の進路と比べて、どの辺りに課題がありますか?」
こうした質問をすることで、客観的な視点が得られますし、家庭でも対策が立てやすくなります。場合によっては通塾する模擬試験の成績表などを持参してもよいと思います。
学校の先生にとっても、根拠が複数あるほうが判断しやすいので、悪い顔をされる心配はいりませんし、そのようなケースは私の周りにはおりません。
「このままでは難しい」と言われたとしても、「あと何が足りないか」を把握できれば、それは前向きな連携の第一歩です。
③ 要望だけでなく、こちらも協力するというスタンスを伝える
連絡帳や面談などで、先生に「もっとこうしてほしい」と伝えたくなることもあるかと思います。
ただし、一方的な要望だけにならないよう注意しましょう。
たとえば:
- 「〇〇の件で心配しているので、こちらでも家庭学習を工夫していきたいです」
- 「家庭でも見守っていくので、今後もアドバイスをお願いします」
こんなふうに、家庭でも協力する姿勢を見せることで、先生との信頼関係が深まりやすくなります。
学校と家庭は、子どもの成長を支える“チーム”です。
要望と同時に、協力の姿勢を示すことで、先生も「このご家庭とは連携しやすい」と感じてくれます。
おわりに
学校の先生とのやりとりは、子どもの成長や進路にとってとても重要なポイントです。
「先生とどう話そうかな」と迷ったときは、
- 感情的にならない
- 合格可能性の根拠を具体的に聞く
- 一方的な要望ではなく、協力する姿勢を伝える
この3つを意識してみてください。
大切なのは、子どものために、学校と家庭が同じ方向を向いて歩んでいくことです。
そのための対話は、きっと実を結ぶはずです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
こんな感じで、毎週木曜日9時に投稿を続けていっています。
次週は『受験校決定へのポイント3選 』をお届けしますので楽しみに待っていてください。
コメント