― 理屈で覚える「理社」、読解力で差がつく「国語」 ―
前回の「英語・数学編」に続くシリーズとして、今回は「理科・社会・国語編」の広島県高校入試対策について傾向をお伝えいたします。
1.理科:基礎知識+実験考察で得点アップを狙う
広島県の理科は、
- 物理・化学・生物・地学の4分野から大問が4題でバランスよく出題。
- 単なる暗記よりも、「データの読み取り」「グラフ・表の分析」「実験結果の考察」など思考型問題が増加傾向。
- 実はある程度出題予想ができるんです!年明けくらいに発表するので、これからもブログチェックをお願いします!
🔍出題傾向
分野 | 出題比率 | 特徴 |
---|---|---|
物理 | 約25% | 速さ・力・電流・エネルギーが中心。計算問題多め。 |
化学 | 約25% | 物質の性質・化学反応式・質量保存など。単位変換も出る。 |
生物 | 約25% | 消化・遺伝・生態系など。文章+図表読解が増加。 |
地学 | 約25% | 天気・地層・天体。資料問題が中心。 |
💡対策のポイント
- 学校ワークを完璧にする(1周ではなく3周)。
- 「なぜそうなるのか?」を説明できるように。
- 実験結果を自分の言葉でまとめる練習を。
- 計算問題は「単位」「式の立て方」をパターン化。
👪保護者からの声かけ例
「なんでそうなるの?」「どうしてこのグラフになるの?」と“理由を言葉にさせる”声かけが効果的です。
2.社会:資料読解と時事問題で差がつく
社会は暗記中心と思われがちですが、
広島県では図表・統計・地図問題が非常に多く、「覚える+考える」力が問われます。
🔍出題傾向
- 地理:地形図・統計グラフの読み取りが中心。
- 歴史:時代のつながりを問う問題(年代整序・出来事の関連)。
- 公民:最新の時事問題(選挙制度・国際問題など)が頻出。
💡対策のポイント
- 資料問題は「何を比較しているか」を常に意識。
- 歴史は「流れ」を意識して時代の物語化。
- ニュース記事・新聞の見出しを使って時事対策を。
👪保護者からの声かけ例
「このニュース、社会のどの分野と関係あるかな?」と問いかけると、知識が現実とつながります。
3.国語:読解スピードと記述力の両立がカギ
国語は近年、文章量が多く、設問数も増加傾向。
「小説・論説文・古文・作文(要約・意見文)」の総合力が求められます。
🔍出題傾向
- 小説・随筆:人物の心情把握。
- 論説文:文章構成や筆者の主張の整理。
- 古文または漢文:基本語彙+内容把握。(隔年で古文・漢文が交互出題のことが多い)
- 作文:広島県の国語入試では、かつて作文(小論文)が大問4として独立して出題される年が続き、少なくとも2016年度〜2022年度の約7年間はこの形式が続きました。しかし、令和5年度(2023年度)からは作文が他の大問(例:古文や資料読解)に統合される形式に変わっています。したがって受検生は、従来の「独立作文を速く・上手に書く」練習に加えて、本文と連動した条件作文(200字程度)や古文に付随した作文形式に対応できる練習も行っておくと安心です。
💡対策のポイント
- 読解は「設問→本文」の順で読む練習を。
- 選択肢問題では「本文の根拠」を線で示す習慣を。
- 作文は「主張→理由→具体例→まとめ」の型をマスター。
👪保護者からの声かけ例
「どういう理由でそう思うの?」と、考えを文章化させる習慣を。
家庭での“対話”が作文力を支えます。
4.まとめ:得点を伸ばすための3つの習慣
習慣 | 内容 |
---|---|
🔁 復習リズム | 授業当日→週末→テスト前の3段階復習 |
📊 資料整理 | 理社のグラフ・表・年表を自作して理解を可視化 |
🧠 言語化習慣 | 国語・理科・社会すべてで「説明する」練習を意識 |
✏️おわりに
「理科・社会・国語」は暗記教科に見えますが、考える力・読む力・書く力が問われる教科です。
英数とは違った形で「地力」を伸ばせる絶好のチャンス。
基礎を確実に、応用をじっくり積み重ねていきましょう。
出題予想が立てやすい【理科】については、出題予想を年明けくらいに発表するので、これからもブログチェックをお願いします!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
こんな感じで、毎週木曜日9時に投稿を続けていっています。
次週は『兄弟で学力差があるときの接し方』をお届けしますので楽しみに待っていてください。
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