〜親ができる3つのサポート〜
1. まずは「理由を聞く」より「気持ちを受け止める」
突然「学校に行きたくない」と言われると、親としては驚きや不安を感じます。
しかし、すぐに「どうして?」「行かなきゃだめでしょ!」と理由を問い詰めると、子どもは心を閉ざしてしまいます。
まずは、「そうなんだ。今日は行きたくない気分なんだね」
と、気持ちをそのまま受け止めることが大切です。
2. 「背景」を探る
少し落ち着いたタイミングで、何があったのかをやさしく聞き出してみましょう。
- 友だち関係(ケンカ、仲間外れ、いじめ)
- 授業や勉強(わからない、ついていけない)
- 先生との関係(注意されすぎる、怖い)
- 体調や睡眠不足(朝起きられない)
ポイントは、「解決策を急がず、背景を一緒に整理する」ことです。
3. 学校と連携して柔軟に対応
理由が見えてきたら、担任の先生やスクールカウンセラーと情報を共有しましょう。
- 一時的に授業時間を短くする
- 教室以外の場所で学ぶ
- 宿題や課題の負担を減らす
こうした調整ができる場合もあります。
無理に登校を強制しないことも大切
一度つまずくと、登校のハードルは想像以上に高くなります。
「学校に行く」ことだけをゴールにせず、
- 家で安心して過ごす
- 短時間だけ学校に行く
- 別室登校から始める
など、段階的に戻す方法も選択肢です。
親ができることは「安心基地」でいること
子どもにとって、家は最後の安心できる場所であるべきです。
たとえ学校に行けない日が続いても、
「あなたのことを信じている」
というメッセージを言葉と態度で伝えることが、回復への第一歩になります。
まとめ
子どもが「学校に行きたくない」と言ったときは、
- 気持ちをまず受け止める
- 背景を一緒に整理する
- 学校と連携し、柔軟に対応する
この3ステップを意識すると、子どもは安心して次の一歩を踏み出せます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
こんな感じで、毎週木曜日9時に投稿を続けていっています。
次週は『自信のある子は伸びる! 家庭でできる“自己肯定感”の育て方』をお届けしますので楽しみに待っていてください。
コメント