02/16現在の一次選抜志願倍率が発表されました。
【具体例】広島県立国泰寺高等学校
【普通科】
定員240名 → 志願者378名
▶ 志願倍率 1.58
【理数科】
定員80名 → 志願者75名
▶ 志願倍率 0.94
数字だけ見ると、
「普通科は厳しい」
「理数科は入りやすい」
と感じますよね。
しかし、ここで重要なのは――
第一志望の出し方で合否の流れは変わる
という点です。
■ 公立入試の大原則
広島県の一般入試は、
① 第1志望から判定
② 不合格者のみ第2志望へ回る
という仕組みです。
つまり、
“どちらを第一に出したか”で
最初に立つ土俵が変わります。
■ パターン①
普通科① → 理数科②
※①とは第一志望として出願・②は第二志望として出願という意味です。
① 普通科(1.58倍)で勝負
↓
合格 → 普通科
不合格 → 理数科で再判定
普通科の競争に巻き込まれます。
理数科は「保険」扱いです。
■ パターン②
理数科① → 普通科②
※①とは第一志望として出願・②は第二志望として出願という意味です。
① 理数科(0.94倍)で判定
↓
合格 → 理数科
不合格 → 普通科で再判定
この倍率状況なら、
理数科第一志望はかなり安定寄りです。
■ よくある誤解
「普通科第一志望の子が理数科へ流れて、
理数科第一志望の子を押し出すのでは?」
制度上、これは起きません。
理数科の定員は
まず理数科第一志望者で判定されます。
その後、普通科不合格者が回る仕組みです。
■ ただし注意点
志願変更期間があります。
一次倍率を見て、普通科 → 理数科へ変更という動きは毎年あります。
その結果、
理数科の最終倍率が
1.0~1.1倍程度まで上がる
という展開も十分あり得ます。
重要なのは
▶ 今の倍率ではなく
▶ 確定倍率
です。
■ 戦略として考える
同じ学力帯でも、普通科①なら不合格・理数科①なら合格
は普通に起きます。
しかし、「入りやすいから理数科」は危険です。
理数科は
・数学理科の進度が速い
・課題が多い
・理系進学前提のカリキュラム
3年間続けられるかが最重要です。
■ まとめ
✔ 第一志望で最初の判定が決まる
✔ 第1志望優先の原則は変わらない
✔ 志願変更で倍率は動く
✔ 最終倍率を見極めることが大切
倍率は心理を揺らします。
ですが、制度を理解している人は冷静に判断できます。
数字に振り回されず、戦略的に出願を考えましょう。

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