広島市立高校、とくに基町高校を受験する際によく話題になるのが「市外枠」です。
「市外は不利なの?」「別に選抜があるの?」
こうした不安の声をよく聞きます。
結論から言うと、仕組みはとてもシンプルです。
今回は、基町高校(定員320名)を例に具体的に説明します。
■ 市外枠とは?
基町高校は、広島市が設置している市立高校です。
そのため、基本は「広島市内在住の生徒が優先」という考え方があります。
ただし、市外(東広島市・呉市など)に住んでいる生徒も受験は可能です。
その際のルールがこちら。
▶ 市外の合格者は定員の最大30%まで
基町高校の定員は320名。
320名 × 30% = 96名
つまり、市外からの合格者は最大96名まで、ということになります。
■ 選抜は別なの?
ここが最も誤解されやすい部分です。
市外だけの別試験はありません。
市内・市外すべての受験生が
・同じ問題
・同じ基準
・同じ配点
で評価されます。
まず、全員を点数順に並べます。
ここまでは完全に一本勝負です。
■ 市外制限はいつ発動する?
ポイントはここです。
「上位320人の中に市外が97人以上いる場合」にだけ制限が発動します。
例①
320位以内に市外が80人しかいない
→ 制限は発動しません
→ 市外は市内と同じ扱いで全員合格
例②
320位以内に市外が100人いる
→ 上位96人までが合格
→ 残り4人(97~100人目の市外)は不合格
→ 代わりに市内の次点者が繰り上がります
つまり、市外が不利になるのは
「上位層に市外が上限以上入り込んだときだけ」
です。
■ 市内倍率とは関係ある?
市外制限がかかるかどうかは、
「320位以内に市外が何人いるか」
だけで決まります。
市内倍率そのものがスイッチになるわけではありません。
ただし、市内上位層が厚い年は市外が上位に入りにくくなり、結果として制限が発動しにくくなる傾向はあります。
倍率は直接要因ではなく、環境要因です。
■ 保護者として知っておきたいこと
✔ 市外は別選抜ではない
✔ 市内と同じ土俵で戦う
✔ 制限は上限(96人)を超えたときだけ発動
✔ 人気校ほど市外の突破難度は上がりやすい
制度は感覚的に複雑に見えますが、実際は「順位+人数制限」という非常に機械的な仕組みです。
仕組みを正しく理解することで、不必要な不安は大きく減らせます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
こんな感じで、毎週木曜日9時に投稿を続けていっています。
次週『合格後に差がつく3月の過ごし方』をお届けしますので楽しみに待っていてください。

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